東京映画帝国

”全映画は3つの部分に分かれる” 基本的にネタバレなし、映画館鑑賞作のみの感想[評価/批評/あらすじ]。適度な長さとわかりやすい言葉でのレビューとなることを心がけてます。(☆は最大5。3以上で傑作)

映画「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」感想

<その存在自体がすでに前人未到>
 
とはもちろん御年53歳になってもライフワークともいえる有名アクション大作シリーズを「アップデート」し続けるトムクルーズのこと。

 

冒頭のテーマ曲のスタート、トム登場の瞬間からテンション上がりっぱなしと聞いてたけど、本当にそうだった!!噂の怒涛のノースタントアクションが開始数分からはじまって、「すっげーー!!」を通り越してもはやケラケラ笑いが出てしまい、本当に楽しかった。ちらっとみたら周りの観客もそうだった(笑)

 

ストーリー的には、イーサン・ハントの"数々の功績"をメタ的に逆手に取ったプロットが面白かったし、言いたい放題言われたあとのクレムリンの画像には、それ知ってるwとただ苦笑。ただ様々な勢力、シンジケートだのローグネーションだの意味あいの似たフレーズが飛び交うから集中してないと置いてかれるかも。

 

またトムによるトムのための映画で、ダブル主役に準じると言える活躍(アクションがすごい!)、存在感を見せたレベッカファーガソンにも拍手。キャサリンゼタ・ジョーンズを思わせる、一筋縄ではいかない大人の女の雰囲気を漂わせていて、「初老」トムの相手役かつ、二勢力間の危ない橋を渡る女諜報員という難しい立ち位置にバッチリはまるキャスティングだった。あと予定調和的に恋仲にならなかったのもよかった。

 

シリーズ名物の「ガジェットの面白さ」はガラス溶かすやつとか色々あったけど、お話の本筋ではちょっと何でもかんでもスマホ、PCやハッキングに頼りすぎかなという難点が一つ。時代が時代だから余計それが目立ったように感じた。もう一つのお約束、序盤の指令を伝える方法・機器には(現代だからこその)センスをすっげー感じたんだけどなー。

 

そしてラストではまたノーヘルバイクアクションがすごいのなんの。トム一人で同時期公開の恐竜(ジュラシックワールド)とタメ張ってるというのを読んで、確かにと思った。一時期はHe is too old…と揶揄されたけどもうそんなことないよ。最高のアクション映画を追求し続けるトムに敬服!

Open the door!!

 

☆4.0

 


Mission: Impossible Rogue Nation - Stunt ...

どうかしてる冒頭シーン。

 


Mission: Impossible Rogue Nation Trailer - YouTube