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東京映画帝国

”全映画は3つの部分に分かれる” 基本的にあらすじなし、ネタバレなし、映画館鑑賞作のみの感想[評価/批評]。適度な長さとわかりやすい言葉でのレビューとなることを心がけてます。(☆は最大5。3以上で傑作)

<恋とは違うエモーション>「ちはやふる 下の句」ネタバレなし感想

アイドル映画 青春映画 邦画

 

「恋とは違うエモーション」と主題歌に書いた中田ヤスタカの言葉通り、友とともに恋とも仕事とも違う打算とはかけ離れたものに、情熱を持って打ち込める唯一の機会「青春時代」と「部活」っていう組み合わせに「競技かるた」というスポ根的な要素もあり手垢の全くついていない題材、そして少しの恋愛三角関係を持ってきた妙はやはりさすがで、以下の不満点に目をつぶれば、表面的なストーリーには基本的に楽しめたと思う。

 

ただ続編を作る都合上、何かを壊さないと面白くならない、物語にならないのはわかるけど、二作目にありがちな「前作ラストで一度は完成していたチームを"破壊"からの"再生”」っていう「ハイ、全国を前に一人様子がおかしいですよ!」「ハイ、次仲間割れ!」とお決まりのパターンが前半早々に見えてしまって、後半部にそれを超えるものもなくゲンナリ。物語のオリジナリティなんて出尽くしてるのに「ベタさ」に文句を言っても仕方ないけど、見過ごせないのは前後篇で間に一ヶ月待たされてハードルは上り、さほど熱量が下がらなかったからかな。

 

やっぱり「上の句」でも悪所であった、一本にするには短い話を無理くり二本にしたもののちょっと時間を持て余す、前後篇ゆえの時間調整感、全国大会を前に、のんびりしすぎだろうと。明らかにテンポが落ちた所が何度も見られたのは残念。

噂の松岡茉優の存在感・演技の素晴らしさはたしかにあるけど、自分にとってこれが別に彼女の「ファーストインパクト」ではないしなー。「問題のあるレストラン」の方がすげえなこの人と思った。

 

前作での高い完成度、上がり切ったハードルからの落差は「ピッチパーフェクト2」に近い。

 

傑作邦画の神通力もここまでか。

 

☆3.0

 


「下の句」を観る前に! ”胸が熱くなる”「ちはやふる-上の句-」ダイジェスト!!


宇多丸 映画「ちはやふる 下の句」 シネマハスラー


「ちはやふる -下の句-」予告

 

スタッフ
監督小泉徳宏

原作末次由紀

脚本小泉徳宏

製作中山良夫 市川南
キャスト
広瀬すず/綾瀬千早
野村周平/真島太一
真剣佑/綿谷新
上白石萌音/大江奏
矢本悠馬/西田優征