東京映画帝国

”全映画は3つの部分に分かれる” 基本的にネタバレなし、映画館鑑賞作のみの感想[評価/批評/あらすじ]。適度な長さとわかりやすい言葉でのレビューとなることを心がけてます。(☆は最大5。3以上で傑作)

「コードネーム U.N.C.L.E.」感想 <このチームにまた会いたい!>

 <このチームにまた会いたい!>

 

歴史好きなんで、東西冷戦下のアメリカとソ連のスパイがチームを組むっていう「ありえない」けど夢のある設定だけでテンション上がった。ありがちな凸凹コンビではなくて、どっちも超一流っていうのがよかったなー。

 

マジメに観れば荒唐無稽な所とかガバガバな所もあるけれど、その王道スパイアクションっぷりに童心に返って「ルパン三世の長編」を観ているかのように楽しめた。イマイチだった同監督作「シャーロック・ホームズ」と違ってちゃんと「仲間同士の絆」的な人間ドラマ・テーマもあって満足。

 

賛否分かれてるけど、電気椅子とか脱出ボートとか笑えてフレッシュなシーンもあって最高。個人的には「キングスマン」とほぼ同率かなあ。(「キングスマン」も大好きだけど良くも悪くも”こんなもん"じゃなかった?)

 

好みの差はあれど、この監督の冴え渡るセンスとレトロスパイムービーへの愛情の詰まり具合は認めざるをえないと思う。

 

物語の終盤から「まだまだこのチームの活躍を観たい、終わらないで」と思ったのは久しぶりだ。

 

☆4.0

 


The Man from U.N.C.L.E. - Comic-Con Trailer [HD ...

メインテーマ曲がいい。