東京映画帝国

”全映画は3つの部分に分かれる” 基本的にネタバレなし、映画館鑑賞作のみの感想[評価/批評/あらすじ]。適度な長さとわかりやすい言葉でのレビューとなることを心がけてます。(☆は最大5。3以上で傑作)

青春映画

<カギかけろ>「コップカー」ネタバレなし感想レビュー

家出少年二人に、パトカーを盗まれるコワモテ保安官の話。 パトカーを盗まれたのは完全に保安官の不注意。感想としては「カギかけろ、アホか」の一言で以降の展開に急速に興味を失い、自分の保安官への渋カッコいい度はゼロに。 当方、ケビン・ベーコンリテ…

“あの頃の思い出はいつも心の中にある"若葉のころ ネタバレなし感想レビュー

“あの頃の思い出はいつも心の中にある"「あの頃、君を追いかけた」「共犯」がよかった”台湾"の学園青春映画、この美しいポスタービジュアル、邦題ときたら観に行かないわけにはいかない。母の事故をきっかけに、母の17歳の頃の、学生らしい悪行に明け暮れる…

“あの頃の思い出はいつも心の中にある"若葉のころ ネタバレなし感想レビュー

“あの頃の思い出はいつも心の中にある"「あの頃、君を追いかけた」「共犯」がよかった”台湾"の学園青春映画、この美しいポスタービジュアル、邦題ときたら観に行かないわけにはいかない。母の事故をきっかけに、母の17歳の頃の、学生らしい悪行に明け暮れる…

<恋とは違うエモーション>「ちはやふる 下の句」ネタバレなし感想

「恋とは違うエモーション」と主題歌に書いた中田ヤスタカの言葉通り、友とともに恋とも仕事とも違う打算とはかけ離れたものに、情熱を持って打ち込める唯一の機会「青春時代」と「部活」っていう組み合わせに「競技かるた」というスポ根的な要素もあり手垢…

<魂で殴り合うように> 「ちはやふる 上の句」ネタバレなし感想

原作はさわりだけ読んだ。日テレの実写映画化っていいイメージないんで期待していなかったんだけど、評判通りちゃんと爽やかで瑞々しくも熱い青春部活ムービー、に相応しい納得の撮影・照明諸々のクオリティで、競技中のスーパースローモーションカメラも違…

「ピンクとグレー」感想 "人が本当に分かり合えるなんてことはないんだよ"

原作者のNEWS加藤シゲアキ君はよく宇多丸師匠のタマフルに出ていて、しっかりとした映画ファンなのを知っていて、それでも「ジャニーズによる芸能界モノ小説が原作かー」と侮ってた。けど意外にも期待値を超えて、鑑賞後もズーンと後に残り色々考えてしまう…

映画「ピッチパーフェクト2」感想

“あなたはわたしの光、一緒なら夜も怖くない" 良心的で丁寧な音楽賛歌なのは変わらず、パワフルさも増していて満足。王者ベラーズをどん底に突き落としてからの、より巨大な敵、新たなメンバー加入、世界戦とプロットのインフレも堅実で感心。そしてライバル…

映画「バクマン。」感想

<週刊少年漫画誌の凄さと恐ろしさ> 原作未読、ただいわゆる黄金期には毎週ジャンプを読んでいた人です。 期待せずに観に行ったら小中学生から大人まで観る漫画原作映画というエクスキューズはありながら良かった。友情努力勝利を具現化した青春モノ映画と…

映画「心が叫びたがってるんだ」感想

"言葉は人を傷つける、口に出したらもう戻らない" と聞いて「うっ!」とならない人はいないはず。「言葉と青春」という着想が新しかった。 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のスタッフ最新作と聞いて、あれは良い部分もあるけど「やり過ぎ」な部…

映画「共犯」感想

“動機がわからないのは、理解者がいなかった証拠だ" 「ミステリアスな美少女」の自死と、それを偶然発見した男子高校生たちが少女の死の真相を探る、どっかで聞いたようなダークな青春サスペンスだけど、冒頭からカマしてくる撮影・色彩の美しさ、音響のキレ…

映画「ピッチパーフェクト」感想

<エンタメの国の青春部活ムービーが面白くないわけがない> アカペラ映画という事である程度のダサさを覚悟していたけどそんな事はなく、きちんと「マッシュアップ」とか現代的な要素がmixされていて、(デフォルメはあるだろうけど)アカペラ大会もテレビ番組…