東京映画帝国

”全映画は3つの部分に分かれる” 基本的にネタバレなし、映画館鑑賞作のみの感想[評価/批評/あらすじ]。適度な長さとわかりやすい言葉でのレビューとなることを心がけてます。(☆は最大5。3以上で傑作)

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

<噂通りの森田剛独壇場>ヒメアノ~ル ネタバレなし感想レビュー

<>、そのハマリ役ぶりとタイトルバックのインパクトだけでも観る価値あり。ただイマイチ乗れなかったのは、ショッキングなシーン満載なだけにも見えてしまうこの作品をなぜ映画化したのかがぼんやりしていたから。森田がおかしくなったのは、単純にっていう…

“あの頃の思い出はいつも心の中にある"若葉のころ ネタバレなし感想レビュー

“あの頃の思い出はいつも心の中にある"「あの頃、君を追いかけた」「共犯」がよかった”台湾"の学園青春映画、この美しいポスタービジュアル、邦題ときたら観に行かないわけにはいかない。母の事故をきっかけに、母の17歳の頃の、学生らしい悪行に明け暮れる…

“あの頃の思い出はいつも心の中にある"若葉のころ ネタバレなし感想レビュー

“あの頃の思い出はいつも心の中にある"「あの頃、君を追いかけた」「共犯」がよかった”台湾"の学園青春映画、この美しいポスタービジュアル、邦題ときたら観に行かないわけにはいかない。母の事故をきっかけに、母の17歳の頃の、学生らしい悪行に明け暮れる…

<傑作、掘り出し物を見つけた!>すれ違いのダイアリーズ ネタバレなし感想レビュー

満点。海外映画で「あーいい映画を観たな」と爽やかな気持ちだけで劇場を出たのは久しぶり。 高い志で面接を受けるも田舎の水上学校に赴任させられた新米教師ソーン。何か変な自己紹介をする生徒たち。不慣れなりに奮闘するも生徒からは何かにつけて「エーン…

<事件の真相より、社内政治ドラマが多めの前編> 「64ロクヨン 前編」ネタバレなし感想・レビュー

NHKドラマ化での評判の良さを聞いていた一作、これだけ豪華俳優で駄目ってことはないだろうとかなり期待して鑑賞。結果、観に行ってよかった!演技の素晴らしかった俳優は数えきれない!これは日本映画サスペンスの傑作の一つになるはず。かるた映画もいいけ…

<恋とは違うエモーション>「ちはやふる 下の句」ネタバレなし感想

「恋とは違うエモーション」と主題歌に書いた中田ヤスタカの言葉通り、友とともに恋とも仕事とも違う打算とはかけ離れたものに、情熱を持って打ち込める唯一の機会「青春時代」と「部活」っていう組み合わせに「競技かるた」というスポ根的な要素もあり手垢…

<邦画からのアンサー>「太陽」ネタバレなし感想レビュー

<邦画からのアンサー> 近未来、バイオテロによるウィルスが蔓延、人間社会がウィルス耐性を持つものと持たざるものの2つに分かれた世界の対立を描いた傑作舞台劇を映像化。 物語的にはサスペンスかと思ってたので、ドラマ重視の話の畳み方にやや肩透かし。…

<いい大人がマジになりすぎ> 「ズートピア」ネタバレ無し感想レビュー

<いい大人がマジになりすぎ> 自分目線だけで言うと、このかわいい絵柄で普通に楽しめてなおかつ現代アメリカ社会の徹底した風刺・トレースをするなんて最高!という感じ。 だけど、ふとこれは4、5歳とかの子どもから観るアニメと考えると、子ども向けアニメ…

<ルベツキが映像の未来を見せてくれた>「レヴェナント 蘇りし者」ネタバレなし感想レビュー

朝夕のマジックアワーだけで撮影し、人馬が駆け抜けるのを180度舐めるように追いかけ、アメリカ大陸の雄大かつ恐ろしさすら感じる大自然を見事に切り取り、お得意の超長回しもカマす、エマニュエル・ルベツキの撮影が素晴らしかった!(と監督もね) ドローン…

"教会は何でもできる" 「スポットライト 世紀のスクープ」ネタバレ無し感想レビュー

言わずと知れたアカデミー賞作品賞受賞作。豪華俳優陣で一定のレベルを超えているし既に多く語られている褒めポイントには概ね同意だけど、べた褒めばかりもつまらないのであえての変化球。 神父による児童への性的暴行、教会上層部の隠蔽。冒頭、警察署のシ…